発声練習から始めます
英語は、日本語とは違って腹式呼吸で話すことばです。口まわりの筋肉(口輪筋)はもちろん表情の筋肉(表情筋)をいろいろ使います。日本語を普通に話すときは胸式呼吸がメインです。口輪筋や表情筋も英語ほど使いませんね。その違いを踏まえて、腹式呼吸で話す習慣つくりや筋肉ビルディングをしましょう。大きな声で恥ずかしがらずに練習するのがポイントです。身体で発声を覚えていくと、英語を話すときに自然に切り替えができるようなります。
発音記号を知って正しく音声化できるまで覚えこみます
音楽の音符に相当するのが発音記号です。たくさんある英語特有の音を、聞き分けられ発音できるようになるためには、①聞こえているその音を発音記号を意識してインプットする練習(音符を見ながら聞く)と②発話するその音を発音記号(音符)を意識してアウトプットする(歌う/演奏する)練習の両方が必要です。
発音記号をマスターすれば、ネイティブスピーカーの音声モデルがなくても正しい音をアウトプットすることができるようになります。自分の作った新語を発音記号で表してほぼ世界中の人に音声化してもらうこともできます♬そこまですごいのが発音記号です。また、将来的に多くの語彙を習得するために電車の中などで聞き流し覚えをする機会も多い/多くなると思います。電車やバスの中では声は出せませんから聞くことが中心になりますが、あいまいな発音ではなく正確な発音をインプットできるので効果的にボキャビルが進みます。
英語の音練習は楽しいですよ!音楽みたいです。笑えます。心を解放できます。日本語音との比較説明やコツを交えたトレーニングを受けながら発音上手になりましょう。
耳コピはNG!「アバウトなリピートアフターミー」式も音声スキルをしっかり身につけるためには効果的ではありません。英語圏からの帰国子女の中には、ただネイティブ風に話しているだけで実はネイティブスピーカーには通じにくい中途半端な英語を話している例もあるようです。必要なのは、きっちり伝わる正しい英語発音です。
発音記号について学ぶだけならば、電子辞書/教科書/CD/動画など利用できるものはいろいろあります。でも、それらのモデル音を聞いて音素の発音をしてみても、自分が正しく発音できているのか?どう改良したらよいのか?はわかりません。モヤモヤのままです。発音チェッカーアプリもサブスクできる時代になりました。そういったアプリを利用するとしても、発音記号の知識を基本座標に持っている方が良いのではないかと思います。特に初学者/初級者の人には、発音記号で音素からしっかり練習することをお奨めします。