16年以降、「帰国生の特別枠」だけでなく、一般入試でも英語を選択できるようにするなど、英語入試を導入する中学が右肩上がりに増えました。首都圏には現在、約300校の私立中学がありますが、23年には、その半数近い約140校が英語入試を実施しました。
プレジデント 2024.3.15
実際に、首都圏の私立中学について、23年の入試科目を調べてみると、中堅以下では、英語入試の実施校が目白押しであることがわかります。募集人数は少ないものの、「英語のみ」の入試を行う中学も約30校あります。「英検資格取得者には入試を免除する」という、特典を設けている中学も目立ちます。
プレジデント 2024.3.15
英語入試を実施しているのは、中堅以下の中学ばかりではありません。例えば、慶應義塾湘南藤沢は、国語、算数、英語の選択入試を行っています。さきほど、中学受験の英語入試は平均で英検4~3級相当のレベルとお伝えしました。英検3級であれば、「中学卒業レベル」の英語力です。ところが、慶應湘南の場合、何と大学生レベルの「英検準1級」の英語力が問われるほど、狭き門なのです。
プレジデント 2024.3.15